言語聴覚障害の原因
なんらかの原因で「言葉の鎖」のどこかがつながらない場合に、言語聴覚障害が出現します。
大きく分けると、言語聴覚障害が引き起こされる原因には三つあります。
第1の問題は聞こえの問題です。
耳から学ぶべき音が入ってこなければ言葉を学習することが極めて難しいものになるのは、容易に想像できることです。
第二の問題は、発音に用いる器官の問題です。
発音することを専門的には「構音」といいますので、発声や発音を作り出す体の諸器官は「構音器官」(発声の機能も意識した場合には「発声発語器官」と呼ばれます)、発音の障害は「構音障害」と呼び習わされています。
構音器官の構造や働きに不都合な点があると、きれいにはっきり発音することができません。このような障害は先天的にも後天的にも引き起こされます。
子供では口蓋裂に伴う構音障害、成人では運動性構音障害が代表的なものです。
構音器官にはとりたてて異常がみられないにもかかわらず、なぜか発音をうまく獲得していけない場合もあります。
これらは「機能的構音障害」と呼ばれます。
構音障害にはしばしば声の異常も伴いますが、声の異常だけが独立して生じた場合には構音障害とはいわず、「音声障害」と呼びます。
第三の問題は言葉に関する知識の障害です。
これにも、生まれつき言語知識を獲得しうらい先天的な障害と、いったん脳に蓄えられた言語知識がなんらかの病気で以前のように使えなくなる後天的な障害とがあります。
前者は「言語発達遅滞」、後者は「失語症」と呼ばれます。
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