言語聴覚士(ST)資格取得の為の勉強:基礎分野
言語学系
言葉の体系を研究する学問が言語学です。話す音声の側面を科学的に研究するのが音声学で、物埋学的側面から研究するのが音響学です。
これらの分野では、完成された言語体系だけではなく、言語構造、音声、脳、発声発語器官、認知の発達など、言語獲得の発達過程の分析も行われます。
心理学系
心理学は人間の心理過程を科学的に研究しようとするものです。一口に心理学といってもその研究範囲は大変広範囲です。
発達については発達心理学、どのように人は学習するのかといったことを研究するのは学習心理学、心の動きを情報処理アプローチによって研究する認知心理学、
いわゆる心の問題を解決しようとする臨床心理学、人間の認知や行為がどのような神経メカニズムによって支えられているかを研究する神経心理学など、実にたくさんあります。
言語をどのように獲得させることができるか、
どのように学習させたらよいか、
どのような言語機能の破綻によって症状がもたらされ、どのような対処法が有効であるか、
コミュニケーションがとれなくなって悩んでいる患者や家族にどのように対処すればよいか、
といったことに答えてくれるのが心理学であり、訓練や指導を科学的に行っていく上で不可欠な学問分野です。
言語聴覚障害に関わる研究を進めていく上で、統計学やさまざまな研究法の知識も必要とされます。
医学系
言語や音声は体があってこそ成り立つものです。
基本的な身体の仕組みについて学び、どのような身体の構造や生理によって言語や音声が生成されるのかを知ることは重要です。
たとえば、発声ひとつとっても声帯だけで作り出されるのではなく、肺の機能、体幹の骨や筋肉が十分働いてこそ、きちんとした声になるのです。
患者さんの声の状態をみる場合には、これらの機構がどのような状態か把握しなければなりませんし、
このような声の時は声帯はどのように動いているかを頭の中に思い浮かべることができなければなりません。
言語聴覚障害が引き起こされる多くの疾患について理解することも大切です。
たとえ言語聴覚障害について一番悩んでいたとしても、何かの基礎疾患があり、それが言葉の異常として現れているということが多々あります。
また、患者さんと接する時にはその人が持っている危険因子についても把握しておかなければなりません。
血圧や血糖値は安定しているのか、心臓の調子はどうなのかなど、とくに病気をしてからまもない患者さんでは注意しなければなりません。
言語訓練における安全性を確保するためにも、さまざまな病気に関する広範な知識も必要なのです。
基礎的な解剖学や生理学、発生学だけではなく、内科学、神経学、脳外科学、小児科学、精神医学、耳鼻咽喉学、薗科学等についての知識も必要になります。
社会福祉・教育系
社会制度や教育制度、リハビリテーション論、STに関わる関係法規などを学びます。
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