言語聴覚士(ST)の仕事:小児の言語障害
小児の言語聴覚障害では、器質的な異常があるかどうかまず医学的な検査を受け、必要であれば治療を行うことになります。
このような場合、医療施設で言語評価や訓練、指導を受けることも少なくありません。
しかし、とくに手術や投薬等の医学的アプローチが必要ではない子供も多く、
その場合は医療を離れ、教育施設や福祉施設で言葉の評価や訓練、指導を続けるのが一般的です。
言語発達の遅れは、一歳半検診、三歳児検診などの検診で母親が言葉の遅れを相談したり言葉の発達の遅れを指摘されたりするなど、地域の保健所や保健センターで発見されるケースがほとんどです。
このようなケースに対応するため、市町村にある福祉センターでSTが相談指導を行う地域も増えつつあります。
障害児通園施設、障害児入所施設、福祉センターなどの福祉の領域で働くSTの数はまだ不足しています。
しかし中には、障害児の統合保育をしている保育園にSTが月に1〜2回程度通って指導にあたっている地域もあります。
学校教育の場には、言葉に関する問題を抱えた児童のための「ことばの教室」と聴覚障害児のための「難聴学級」とが、県や市、区などの地域ごとに設置されています。
どちらも、言葉の発音に問題があったり、言語能力を通常の授業だけでは十分のぼせないと考えられる場合に、普通の学級に籍をおいて週に1〜2回通う学級です。
担当する先生は小学校の先生ですが、STの資格を持つ先生もいます。
地方によっては、近くに相談所がないということで、幼児であってもことばの教室で相談や指導を受けている場合もあります。
心身障害児のための学級に、STが過に一回程度出向いて、その学級の子供たちの言語機能やコミュニケーション能力に関して評価し、指導の方向性をアドバイスをしている地域もあります。
まだまだ少数ですが、養護学校に養護・訓練教諭の免許を持っているSTが配置されている場合もあります。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:言語聴覚士
トラックバック(0)
http://www.loan-me.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/2144
