医療技術者の資格について
人命にかかわる仕事ですから当然のことですが、当サイトで取り上げた医療技術者の資格はすべて国家資格ですから、国家試験に合格しないとその仕事につくことはできません。
国家試験を受験するためには、一定の受験資格が必要になります。
それぞれの詳しい内容についてはいずれ紹介しますが、多くの場合そのための養成校に何年か通わなければなりません。
養成校は、4年制大学、3年制短期大学、3年制専修学校などといくつかの種類があります。
いずれも、専門家になるための教育をする学校ですから、卒業後は資格を生かした職業につくということが原則です。
大学や短大の場合、卒業すれば大学卒または短大卒の資格が得られますし、他学部への転学の道も開けていますが、
専修学校の場合は、途中で進路変更するということは、最初からやり直すことを意味しますので注意が必要です。
学校で学ぶこと
例えば診療放射線技師の養成校では、学校の種類によって多少の違いはあるものの、およそ次のようなことを学びます。
●医学全般についての基礎知識 医療に携わるための基本的な知識はもちろん、医療技術者として求められる倫理観についても学びます。
●理工学の基礎知識 医療機器を扱うための基礎となる理工学について学びます。
●放射線物理学やコンピュータ画像の技術処理 これらを学ぶことで新しい機器への応用力を身につける。
●放射線技術についての専門的な科目と放射線事故防止のための放射線保健管理学
これらの科目を実習も含め約3000時間のカリキュラムが組まれているのです。
このほかの医療技術についてもそれぞれの専門科目を中心に同様のカリキュラムが組まれています。
医療技術者を目指す人は、自分が目指す資格の仕事の内容はもちろんですが、養成校で学ぶ科目についてもよく調べ、自分の適性に合う資格を選ぶ必要があります。
資格試験と就職
それぞれの養成校を卒業すると国家試験の受験資格が得られるのですが、合格率はそれぞれの資格によってだいぶ開きがあります。
これはどちらというと、試験の難易度ということよりも受験者数によるものです。
医療技術者の中でも合格率が低いのは、臨床検査技師と臨床工学技士です。
国家試験合格後の最後の難関は就職試験です。
不況が長引く中、資格を取得していると就職に有利ということで国家資格を目指す人もいることでしょうが、
資格を持っていれば引く手あまたの求人があるという考えは改めたほうがいいでしょう。
確かに、医療技術の発達や予防医学の普及、高齢化社会の到来は医療技術者の必要性を増しています。
実際に資格者よりも多い求人がある資格もあります。
一方で、医療機器の発達やコンピュータの普及によって、作業の省力化の進んだ資格もあります。
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