視能訓練士の収入
視能訓練士は、資格化から30年あまりを経過しているが、先に紹介したように、現在のように眼科一般での業務をすることが位置つけられたのは、1993年の視能訓練士法改正以降である。
また、その仕事内容に関して、言語聴覚士のように、「視能訓練士が行えば」というような独立した保険報酬の対象項目がないこと、
同じ検査業務を行う臨床検査技師や診療放射線技師になどと比べると、危険手当などもないため、その分少額の給与となっている。
資格手当てを含めて初任給は18万円ほどがひとつの目安のようだ。
なお、都市部と地方では地方のほうが給与が高い傾向にあるという。
この理由として、養成校が都市部に偏在しているため卒業後はどうしても都市部での就職を希望する者が多いこと、
また求人が、都市部では民間病院(眼科専門病院や医院)、地方では公的病院が中心になることも関係している。
将来的な給与の増額に関しては、公的病院の場合、視能訓練士に限ったことではないが、職員給与は公務員給与に準拠しているのである程度増していくが、民間病院の場合は個々の病院の規定にもとづくので、年齢や経験を重ねても、それほど給与が増額されることはない。
それでも女性にとっては、給与はそこそこでも生活リズムが安定していて、結婚・出産などを経ても続けられる息の長い仕事という点は大きな魅力になるだろう。
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