医療スタッフとしての適性と心構え
これまで見てきたように、急速な社会の高齢化や救命医療技術の進歩などに伴い、「第3の医療」としてのリハビリテーション医療に携わるスタッフへの期待はますます大きくなっている。
そのため、こうしたリハビリテーション・スタッフを職業として選択した場合、専門職としてそれなりに安定した人生を期待することはできるだろう。
しかし忘れてならないのは、どのような形の医療でも、スタッフがおたがいに十分に協力し、患者が「より人間らしく生きられる」よう、それぞれの持ち場で目貫を尽くすことが求められることだ。
言語聴覚士や視能訓練士、義肢装具士はそれぞれに高度な専門知識と技術を要求される医療スタッフであり、みずからの仕事に対してプロ意識と高いプライドをもっていて当然である。
ただし、リハビリテーション医療にとってひとつの専門分野だけが一人歩きすることは好ましい結果をもたらさない。
さらに、期待されている分野であることにまちがいはないが、
患者が障害を克服し十分に社会復帰を果たすためには、なお、リハビリテーション医療自体が置かれている社会的な位置づけ、各資格職の社会的な認知度と医療の世界における位置づけなども、しっかりと認識しておく必要がある。
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