医療スタッフの勤務状況
ほんの数年前までは、日本は世界一長い就労時間・教育時間をもつ国だったが、現在では、一般企業の週休2日制の採用が進み、学校やいわゆる「お役所」は土日休みの完全週休2日制となった。
では、病院や診療所といった医療機関の場合はどうだろうか。
救急病院などの場合は、24時間体制で医師や看護師がシフトを組んでいる場合が多い。
そのため医療技術者も必要な場合はシフト制を実施している。
そこで医療にかかわる
「病院の職員は休みが少ないのでは」
と思っている人がいるかもしれないが、じつは医療機関もここ10年あまりで週休2日制の導入が進み、なんらかのかたちで週休2日制を実施する病院は急速に増えた。
現在、完全週休2日制を採用している病院は43%と半数近くを占めている。
厚生労働省発表の「週休制の状況」という企業を対象とした調査結果によれば、
いわゆる中小企業(従業員100~999人以下)で週休2日制を取り入れているところは平成12年度で95.7%、完全週休2日制のところは43.4%となっている。
つまり、病院と企業ではほとんど変わらないことがわかる。
ただし、学校や企業と違い、病院では、土日がお休みというところは少なく、日曜日とあと1日は週のいずれかに休みを取る、というのが一般的である。
もうひとつ、一般企業と違う点が「大きな病院だからといって週休2日が保障されているとは限らない」ことだ。
厚生労働省「週休制の状況」では、いわゆる大企業(従業員1000人以上・大学病院程度の規模)では、週休2日制の導入率は98.0%、そのうち完全週休2日制を採用しているところは75.7%だが、
病院の場合、大学病院もしくは公的(国立・都道府県立、市町村立)病院でも、月2回土曜休みであとは半ドン(午前のみ診療)のところが多い。
そこのところが、少しようすが違うことは認識しておく必要があるだろう。
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