医療技術者の魅力と将来性
医療の現場で活躍する技術者
わが国の平均寿命は80歳を越えています。
人生50年といわれていた時代のことを考えると本当に夢のようです。
これは、戦後の日本における衛生思想の普及、栄養の改善などとともに医療技術の発達が大きな力となっていることは否定できません。
今後についても、高齢化はますます進み、2025年には国民の4人に1人は65歳以上の高齢者になるといわれています。
未来の日本社会を見据えた場合、医療に携わる技術者はますますその必要性を増していくことでしょう。
また、医療技術者の需要は、病院のほかにも、リハビリテーションセンター、保健所、衛生研究所、検査センター、老人ホーム、老人保健施設などでも増えています。
医療の高度化と医療技術者の役割
20世紀は科学技術の時代といわれ、多くの発明がなされ、それが私たちの生活に生かされてきました。
医療技術の分野においても当然のことながら多くの発明、発見が私たちの生命を守ることに役立ってきました。
その典型的な例が、1895年、まさに20世紀がはじまろうという時にW.C.レントゲンによって発見されたエックス線です。
エックス線は医療の現場に応用され、多くの病気の治療や予防に役立ってきました。
このエックス線撮影を受け持つのは医療技術者である診療放射線技師であり、医師でさえもエックス線撮影はすることができません。
現代の総合病院は多くの医療機器にあふれ、それを扱う医療技術者が忙しく働いています。
医療技術の進歩はめざましく、医師だけの力量では病気に立ち向かえなくなっています。
これからの医療は、医師、看護士、医療技術者がぉ互いの能力と技術を持ち寄って治療に当たるチーム医療が当然のこととなってきます。
全国の病院で働く医療技術者は10万人、医師の数は約16万人といわれています。
今後は医療技術者の数はますます増え、医師の数に匹敵するものと予想されます。
それに伴って、最新の医療技術と医療に従事する者としての強い倫理観に支えられた技術者が求められていくことでしょう。
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