医療の仕事に携わる者の心構え・適正
私たちのまわりには実に多くの職業があり、それぞれの場所で自分の仕事をこなしています。
物の生産に携わる人、販売の仕事をしている人、この世の中は多くの人の分業によって成り立っています。
映画「モダンタイムス」の中でチャップリンが皮肉ったように、
社会の構造がますます複雑になることで、自分のやっていることが歯車の一つのようになり、ともすれば自分の仕事が全体の中でどんな役割を果たしているのかを見失ってしまうこともあります。
医療の場でも、医師、看護士、医療技術者、事務職員と多くの職種の人々が働いています。
医師といえども、医療行為全般を行うことは不可能であり、それぞれの分業によって一つの仕事が完結するという意味では、一般の社会と変わることはありません。
しかし、医療の仕事というのは、分業の中で自分のやっている仕事の意味と目的がはっきり見極めやすい仕事であるということができます。
実際に目の前に患者がいて、医療技術者がその検査を担当するということであれば、その目的は患者の健康の回復ということであるわけです。
何よりも医療の仕事に携わる者は、患者の命を救うという使命感に燃えていなければなりません。
さらに加えて、仕事に対する適性ということがあります。
他の仕事に比べて、いったん資格を取得してその仕事についた場合、方向転換が難しい仕事です。
自分が選ぼうとしている仕事がどんな内容なのか、そのためにはどんな適性が要求されるのか、じっくり考える必要があります。
時には実際にその仕事についている先輩の話を聞いたり、仕事の場を見学させてもらうことも有効です。
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