歯科衛生士
「80・20運動」という言葉をよく見かけます。
平均寿命が延びて、健康維持を考えた場合、自分の歯をできるだけ大切に保持しようということで、目標として80歳で自分の歯を20本以上もつということをキャッチフレーズにしたものです。
この歯と口腔内の衛生管理を指導し、歯科医師の指導のもとに、歯および口腔の疾患の予防措置を業とするのが歯科衛生士です。
戦後間もなくの昭和23年「歯科衛生士法」によって登場した資格ですが、平成元年の法改正により、保健指導の業務を加えて国家資格となりました。
歯科衛生士の仕事〜 歯や口腔の疾患予防を指導する 〜
歯科医師の直接の指導のもとに、歯や口腔の疾患の予防措置をするのが歯科衛生士の定義ですが、
最近ではテレビのコマーシャルでお馴染みとなった「プラークコントロール」(歯垢の除去)を機械で行うことをはじめ、歯科医師の指示により、患者の口腔を洗浄したり、歯や口腔に薬を塗ったりするなど、
歯科診療の補助的作業を行うことも含まれます。
このほかに保健指導活動として知られているのが、ブラッシングの指導、虫歯や歯槽膿漏の予防指導、妊産婦に対する栄養・食事、あるいは口腔衛生の指導などがあります。
歯科衛生士の職場〜 歯科医院勤務がほとんど 〜
就職先は、歯科医院への勤務がほとんどで、総合病院の歯科、保健所などで採用されるケースがまれにあります。
今後は高齢化がますます進む中、高齢者で歯科診療を受けに行けない方などを対象に、病棟や施設、あるいは自宅などに出向いて口腔衛生のケア、医師の指示による補助的作業などを往診というかたちで行うケースも増えると予想されています。
また、仕事の内容が女性に適しているということもありますが、これまで養成校が女性のみを募集していたこともあり、資格者は女性がほとんどというのが実状です。
医療系の資格の中でも、資格取得が比較的容易なこと、合格率が高いことなどから、女性が取得するケースが多い要因であると思われます。
また、結婚や育児などで退職する資格者も多く、人員がたえず不足しているという職場でもあります。
したがって、しっかりと自己研さんをしておけば、再就職も可能な資格でもあり、一生続けられる仕事でもあるのです。
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