義肢装具士の主な仕事
モノ作りを仕事とする医療技術者
義肢装具士(PO)は、医療職の中では数少ない 「モノ作り」を仕事とする職人気質の職種だ。
不慮の事故や病気などで手足を失った人びとのために人工の手足を作ったり、骨折したときに使うギプスや腰痛患者などが腰を固定するために使うコルセットなどを製作することが仕事である。
その活躍する姿は新聞のコラムやテレビのドキュメンタリー番組で報道される機会も増えたので、みなさんも一度は見たり聞いたりしたことがあるかもしれない。
世界各地の戦争被災地へ赴き、地雷などで手足を失った被災者の義手・義足作りに従事する義肢装具士、
あるいは障害者スポーツの祭典パラリンピックに出場する義足の陸上選手やスキー選手をサポートする義肢装具士の姿などである。
もちろん、それらはごく一部の義肢装具士の姿で、通常は医療・福祉の世界に足場を置き、医師の指示のもと患者・障害者のニーズにあわせた義肢・装具作りにかかわっている。
「義肢」と「装具」
義肢・装具とは、義肢装具士法できちんと定義され、障害の部位および目的によって分類されている。
「義肢」とは人工の手足すなわち義手や義足のこと、ギプスやコルセットなどは「装具」 に分類される。
実際には、障害の部位・目的によって作られる義肢・装具は違ってくるので、さらに細かく分類されていて、製作にあたっては、個々に必要となる材料や部品はもちろん、作り方もそのつど変わってくる。
義肢・装具作りは、かなりバリエーション豊かな仕事でもあるのだ。
たとえば、義足を見ても切断部位によって足指先のものから股関節、骨盤切断用義足と障害の部位によって複数の種類があり、
そしてこれら義足は、作る目的によって大きく仮義足と本義足に分けられている。
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